あなたの好きなお米の品種は?

日本人がもっとも好きな主食といえば、お米。

パンも好き、ラーメンも好きとご意見はあるとは思いますが、家のなかで家族一緒に食べるものといえば、やはりご飯ではないでしょうか。

皿に割った玉子にしょうゆをたらり。ご飯茶碗についだ(※)アツアツのご飯の真ん中に箸で穴をあけ、玉子を注ぐ。そして、ぐちゃぐちゃと混ぜる。材料も動作もシンプルなのに、なぜこんなに美味しいのか。たまごかけご飯が好きな方は日本全国、北海道から沖縄までいると信じています。明太子とアツアツのご飯もいいですよね!アツアツのご飯とアジの開き、これも最高に美味しいです。とにかくご飯が美味しいと思う瞬間、日本人に生まれてきてよかった、と喜んだことはありませんか?

※北海道から西日本まで、ご飯をよそうと言う方が大半だと思いますが、それ以外では「つぐ」「盛る」「よそる」「入れる」と表現するそうです。ちなみに、我が家はつぐです。私の祖母が九州出身なので、その影響でしょう。

これまでに私が食べたことのある品種は、ササニシキ(亡き父が宮城出身なので、まずこれを推します)、ひとめぼれ(米農家だった亡き親類が送ってくれていた)、コシヒカリ(新潟県十日町のお米は絶品)、ミルキークイーン(クィーンは誤り)、いのちの壱(ブランドとしての龍の瞳が有名。大粒で甘みがあり、今のところ一番美味しい)、天使の詩(佐賀県で栽培されている大粒の米)、ハツシモ(主に岐阜県で栽培されている大粒であっさりしたお米。いのちの壱はコシヒカリの特別変異と言われていますが、飛騨発祥でもあり、母体はハツシモの可能性も?)、松山三井(酒米に使用する米。食用でも決して不味くはないが、人に薦めたくなるかと言われたら)、女神のかがやき(愛知県豊橋のブランド米。大粒で甘みもある。龍の瞳には一歩及ばないが、とても美味しく、親戚に贈ったことがある。)、その他、みずほの輝きあきたこまち新之助ゆめぴりかつや姫ヒノヒカリひゃくまん穀などがあります。ひゃくまん穀については、石川県のとある生産者の方に直接電話をしてお話しを聞いたところ、当時出始めたばかりで、栽培しようと思っていたら、すでに種子が完売していて作れなかったと悔やんでました。来年はぜひやりたいと意気込みを聞き、日本の農業に期待している人もちゃんといるんだなと、温かい気持ちになったことを覚えています。

いま、気になっている品種は、福島県の「大粒ダイヤ」と山梨県の「スーパームーン」、千葉県の「粒すけ」です。

米を作る上で、農薬は必要という意見と、農薬を使わずに生産できるという意見があります。当然使わないに越したことはないと思いますが、家庭菜園とは異なり大規模になる生産者にとっては病害虫、雑草防除は非常に重要で、水稲を栽培する上で、農薬を完全に使わないのはなかなか難しいことと思います。病気も害虫も一度発生してしまうと非常にやっかいです。

害虫については、施肥との関わりが大きいとの噂もあり、施肥計画の見直しやそもそもの施肥量についても再考する必要があるかもしれません。窒素が多いと、栄養が多くなり、虫が好む匂いを植物が発するのだそうです。なので、肥料を見直すことで、農薬の見直しにもなり、総じてコストの見直しにもなりそうです。ただ、雑草については発生要因の目星がなく、防除課題は依然として変わらず、雑草対策が必要なようです。

もし、バイオスティミュラント資材を使ったら、病気になりにくく、害虫も寄り付きにくい、その上、大粒で甘みのあるお米、作れるのでしょうか。水稲用バイオスティミュラント資材を開発している企業の方、ぜひよろしくお願いいたします。大粒で甘くて、美味しいお米ができたら、爆売れ間違いなしで、生産者の方からの高評価、間違いありませんね!

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